今朝の産経新聞文化面、スポーツジャーナリスト二宮清純氏のコラムに共感しました。
ブラジル選手たちがよく口にする「マリーシア」(ずる賢さ)を見習い、審判をだますプレーも時として必要だ、という評論家が多くいる中、二宮氏はそれを完全否定しています。日本代表の権威や品格を引きかえにするほど尊いものではないと。そして、その代表例として日本代表の三都主選手を痛烈に批判しています(笑)。
「ズルさ」を用いて審判をだませれば、その局面では確かに得をしたように思えるかもしれません。しかし、長い目で見た時、「サムライ魂」こそが日本代表の最高のアドバンテージになると言っています。「フェアプレー精神を持つ勇敢で品格のあるサムライが倒れている。これは絶対にファウルだ」。日本代表は審判にそう思わせるようなプレーを心がけるべきだ、と。
これは、サッカーやスポーツだけではなく、すべてに通じることだと思います。
まさに、ベストセラー『国家の品格』(新潮新書)そのものですね。