サムライ吉田安孝サンフレッチェ広島を斬る! 広島のサッカーを、スポーツを盛り上げよう!!

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サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2006年 3月 17日 いい加減にしろよ(笑)

 飛ぶ鳥落とす勢いの細木数子さんの占いに対し、ハズレた例を挙げながら、他の易者よりもよく当たるという思い込みを否定しています。この妖しき大殺界女王を「インチキ占い師」と皮肉る反面、波乱万丈の人生をたくましく生きてきた健気さも取り上げています。
 そして、画家の平山郁夫、日本の警察、裁判官、NPO、野放しの性犯罪、数々のバカ本まで、13の許せないものを徹底検証しながら一刀両断! こういった類の本は、通常、イヤミっぽくなりがちですが、不思議なことにサバサバと読めました。題名が『いい加減にしろよ』ではなく、『いい加減にしろよ(笑)』と、“かっこわらい”が付いているのがミソのような気がします。また、雑学や座学や伝聞よりも、自分の体験知を大切にし、自分の納得できないことは書かない、という著者のポリシーがそうさせたのかもしれません。そして、本の「あとがき」にはこう書かれています。

 日本における最近のメディア界では、書き手の願望や意見がストレートに表明されるわりには、客観的根拠がまったく添えられていない、という発言や文章が非常に増えてきました。嘆かわしいことです。根拠に対して十分に注意が払われていたのならば、推定の結論が間違っていてもいいと思います。もちろん、願望の表明も悪くありません。しかし、発表時の条件反射だけでなく、時間が経ってからの熟読にも耐えるには、明確な主張と十分な根拠が提示されている必要があるでしょう。

 これ、「堀江メール」で世間を騒がせた民主党の永田議員さんに言いたいですね(笑)。