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サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2006年 6月 03日 適当論

 「適当」、「無責任」、「いい加減」、と聞いて、みなさんはどういうイメージを持つでしょうか? おそらく、悪いイメージだと思います。「そういう人とは付き合いたくない」とか、「そんな人にはなりたくない」とか…。でも、この人に限っては違います。その発言や行動が、「適当」でも、「無責任」でも、周りの人から愛され、憧れの存在として見られる不思議な人物…それが、タレントの高田純次さんです。

 『適当論』(ソフトバンク新書)は、そんな高田純次さんの発言や半生から、彼の魅力に迫まっています。また、精神科医である和田秀樹氏による分析も加えた、楽しく生きる方法を学ぶ本です。高田純次ファンの僕としては、女性の口説き方など、いくつも参考になることが書かれていて、とても勉強になりました。その中で、本書の題名である『適当論』とは、要は、「バランス」である、と言っています。「人生はバランスだ」と。

 「ようやくお金が貯まったと思ったら、年いっちゃって身体が動かない」とか、「すごくかわいい子にモテたと思ったら病気もらっちゃった」、という具合に、高田純次さんは、幸福と不幸、成功と失敗といった人生全体をバランスで見ているようです。そのバランスこそが、彼の代名詞である「適当」に結びついているのだ、と。幸せ不幸せも似たようなもので、いつ逆転するかわからない。つまり、「なるようになるさ」という考え方です。その楽天的な発想が、理想的な「適当」を生み、多くの人々から憧れの存在となっているのでしょう。

 高田純次さんの「適当さ」。セクハラをセクハラと感じさせない、あの「軽さ」。男として、めちゃめちゃ憧れます。僕もその域に達するよう、日々、努力していこうと思います。(どんな努力やねん…!?)