サムライ吉田安孝サンフレッチェ広島を斬る! 広島のサッカーを、スポーツを盛り上げよう!!

サムライ吉田の蹴球戦国史 トップページ > 日記 > 第18節 大分戦

カテゴリ一覧

サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2006年 8月 22日 第18節 大分戦

 試合の敗因は、自分たちの単純なミスから失点したこと、そして、相手退場者による数的優位なアドバンテージを有効利用して攻め切れなかったこと、この2点が挙げられます。しかし、それ以上に大きな問題がある、と僕は思います。それは、失点した後、全選手が下を向いてしまい、それまでサンフレペースだった試合の流れが、大分へ一気に傾いたことです。

  前節の清水戦での反省に基づき、この試合は、大分ゴール前へ次々と選手が飛び出していくような積極的な動きが見られました。しかし、前半16分、自陣での単純なミスから失点してしまうと、それまでの素晴らしいサッカーがまるで嘘のように、全選手の足が止まってしまったのです。

 たかが1点を失っただけで、どうしてあんな状態になってしまうのか? 時間はまだ前半16分だし、それまでの15分間は最高の試合内容だったはずです。気持ちを切り替えていけば、間違いなく同点、逆転できたはずです。僕は、それが残念だし、悔しくて仕方ありません。

 もちろん、数的優位だった後半45分間の怒涛の攻撃で得点できなかったことも問題でしょう。しかし、今のサンフレは、プレー云々の問題ではない、と思うのです。どんな逆境に置かれても、どんなアクシデントが起きようとも、決して諦めない姿勢、最後まで勝利を追い求めていく執着心が今、最も必要とされているのだ、と思います。

 サンフレは明日、首位ガンバと対戦します。2連敗、しかもホーム4連敗という嫌なムードをどこまで払拭して挑めるか? また、ケガで戦列を離れていた、ペトロヴィッチの申し子、青山が復帰してくるのか? この1戦、非常に興味があります。とにかく、首位ガンバに対し、絶対にひるむことなく自信を持って戦って欲しい、と思います。

 キーワードは、『勝利執着』!