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サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2006年 9月 11日 第22節 名古屋戦

 鹿島、磐田の強豪チームに連勝して、勢いに乗って挑んだ名古屋戦、結果は0−0のスコアレスドローでした。通常、「引き分け勝ち点1」の試合は、何とも言えない虚脱感を抱くのですが、この日は不思議と、それを全く感ずることはありませんでした。なぜか? それは、勝てなかったけど、無得点だったけど、チームの成長を確実に感じとることができたからです。

 全選手が、チームコンセプトを忠実に守り、90分間通して自分たちのサッカーを集中してやり続けることができていました。ようやくサンフレも、安定した戦いがコンスタントにできるようになってきたのではないでしょうか。
この引き分けは、1つの成長と見るべきだ、と思うのです。けれど、勝てるチャンスがあったのも事実。このような競り合った試合を今後、どうやって勝ちに結び付けていくかが、本当に強いチームとそうでないチームの分かれ目になります。そこで重要になってくるのが、セットプレーではないか、と僕は思います。

 サンフレの2トップ(ウェズレイ、寿人)は、言うまでもなくJ屈指の破壊力を持ちます。そして、ここ最近は、青山や柏木といった若い力の台頭で、2列目からの飛び出しで得点を奪えるようになってきました。ただ、これからチームがより安定した戦いをしていくためには、流れの中だけではなく、セットプレーからの得点も必要不可欠になってきます。試合を重ねるごとに守備が安定している今、セットプレーから得点チャンスが増えるようになれば、余裕を持った戦いができるはず。そうすれば、競り合った試合でも勝ち点を積み重ね、残留争いから完全に抜け出すことができるのではないか、と僕は思っています。

 今後も、1歩1歩、少しずつ成長していくサンフレを楽しみに見ていきましょう!