サムライ吉田安孝サンフレッチェ広島を斬る! 広島のサッカーを、スポーツを盛り上げよう!!

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サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2006年 11月 09日 一大決戦を前に…

一大決戦の日が近づいてまいりました。
そうです! 11月11日(土)、博多の森競技場で行なわれる、第30節・アビスパ福岡戦です。
互いに、J1生き残りを賭け、絶対に負けられない大事な大事な試合です。今シーズン1番のヤマ場、と言っても過言ではありません。負ければ後のない福岡は、試合開始からホームアドバンテージを背に、闘志を前面に出して挑んでくることでしょう。対するサンフレは、絶対に受身になってはいけません! それは、第28節・C大阪戦の敗戦(2対4)で痛感したはず。相手の気合い、闘志が凄まじいものであれば、それ以上の気持ちで立ち向かわなければなりません。しかし、完全アウェイの雰囲気の中、劣勢に立たされることも十分に予想されます。
その状況下で、如何に落ち着き、慌てることなく、自分たちのサッカーをすることができるかが、勝負の決め手になるのではないでしょうか。

第29節・横浜F・マリノス戦(広島ビッグアーチ)を思い出してみてください。
あの時、試合開始からの10分間、マリノスの怒涛の攻撃にサンフレは、なす術もなく完全に圧倒されていました。しかし、選手たちは決して慌てず、じっくりと守っていました(GK下田の好セーブに助けられた部分も大いにありますが…)。そして前半13分、ウェズレイの直接FKで先取点を奪うと、その後は完全にサンフレペースになり、結局、3対0で快勝したのです。また、先週のC大阪との天皇杯初戦も同様なことが言えます。
試合は3対0の快勝でしたが、前半に関しては、攻め手を欠き、チャンスらしいチャンスもない凡戦でした。前半終了後、サポーター席からはブーイングが出たほどです。しかし、思いどおりにいかなかったこの前半をイライラせず、じっくり我慢しながら戦ったことが、後半での大爆発(3得点)へとつながったのではないか、と思うのです。

90分間を通して、全て自分たちのペースで試合を進めることなど不可能。上手くいかない時、相手ペースの時、慌てず、じっくり守りながら耐え、自分たちのサッカーを見失うことなく、試合の流れを変えていくことが大切です。これを実践できたのが、前述した2試合です。そして、次節の福岡戦も、それが勝負の決め手になる、と僕は思います。今のサンフレは、1試合必ず1点、いや2点は得点できるはずです。そして、試合終盤も決して運動量が落ちません。だから、どんな時も、慌てず、騒がず、イラつかずに戦えば、必ずや勝利をつかみ取れるはず!

さぁ!来たる11.11の一大決戦! 「自分たちのサッカー」に自信をもって戦おうぞ!