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サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2006年 11月 13日 第30節 福岡戦

本当に素晴らしい試合でした。いや、戦いでした。
ペトロヴィッチ監督は、この福岡戦を「試合」ではなく「仕事」と表現し、選手たちは皆、その期待に応え、死に物狂いで90分間戦いました。この勝利で、サンフレはJ1残留をほぼ確定した、と言っていいのではないでしょうか(油断禁物)。

今シーズンはこれまで、監督辞任などがあり、選手もサポーターも苦しみに苦しみぬいてきました。しかし、今ようやくその苦しみから解き放たれようとしています。この復活劇は、ペトロヴィッチ監督の手腕もさることながら、意地とプライドを賭けた選手たちの頑張りのなせる業だった、と思います。この他にも、久保社長をはじめとする球団職員の方々、コーチ、トレーナー、マネージャーなどの現場スタッフの皆さん、また、誇り高き紫のサポーターたち…。サンフレに関わる全ての人の気持ちを1つにして、この難局を乗り切ってきたのです。
けれど、ここで今1度、思い起こしてみて欲しいのです。今シーズン、僕たちが目指していたのは、何だったかを。今でこそ、目標を「J1残留」に下方修正せざるを得なくなってしまいましたが、当初の目標は、「タイトル奪取」だったはず。かなり遠回りの道を歩いてきましたが、サンフレは今、ようやくその目標へのスタートラインに立つことができそうです。リーグ戦残り4試合を今まで以上の闘志で戦い、1つでも上の順位を目指していくことが、来期への「夢」につながっていくのではないか、と僕は思います。