2007Jリーグがいよいよ開幕! 我らがサンフレッチェ広島は、FC東京を4対2で粉砕し、幸先の良いスタートを切ることができました。この日、味の素スタジアムには、アウェイの地にも関わらず、これまでにない多くの紫のサポーターが詰め掛けていました。これは、今シーズンのサンフレへの期待の現われに他ありません。
開幕戦という独特の緊張から、立ち上がりは選手の動きが硬く、イージーミスが多く目立ちました。しかし、前半13分の寿人の2007年初ゴールで、試合の流れは一気にサンフレへ。その後、18分と27分に、寿人、ウェズレイの最強コンビがそれぞれゴールし、前半を終えた時点で3対0でリード。サポーター席は、お祭り気分だったのではないでしょうか(ワッショイ!ワッショイ!)。記者席で観戦していた僕は、サポーターの喜ぶ笑顔を間近で見たくなり、ハーフタイムにサポーター席へと移動。そこで、会う人会う人が皆、興奮気味に僕にこう言っていました。「今年のサンフレは本当に面白いサッカーですね。見ていてワクワクします」と。確かにそうです。ボールも人も連動して動き、リスクを犯して攻撃に転じる、スリリングなアグレッシブサッカーが今年のサンフレサッカーです。でも僕は、サポーターの人たちにこう付け加えて言いました。「もっともっと良くなりますよ。今年のサンフレサッカーは、こんなもんじゃないですから…」。
試合後の会見で、ペトロヴィッチ監督はこう言いました。「次節のホーム開幕戦では2万人くらいの観衆のスタジアムの中で、若い選手たちにプレーさせてやりたい」。
今年は、『強いサンフレの復活元年』になる、と僕は思っています。そのために、選手は厳しいトレーニングキャンプを乗り越えて逞しく成長しましたし、これからも試合を重ねながら更に成長していくことでしょう。強いチーム=魅力あるチームというのは、ホームスタジアムが最高な雰囲気を醸し出しているチームだ、と僕は思っています。『強いサンフレの復活』を目指し、紫に染まった満員のビッグアーチを夢見ています。それを実現できる可能性が今年のサンフレにはあります。来る3月10日(土)、ホーム開幕戦(柏レイソル戦)、1人でも多くの方々にサンフレサッカーを見ていただきたいのです。お金を払って見に行くだけの価値が、そこにはあります。
僕は断言します! 今年、『強いサンフレッチェ広島』が復活します!
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