先日のガンバ大阪戦は、成す術もなく惨敗に終わりました。確かに、ガンバ大阪は「今、J1でもっとも強いチーム」(ペトロヴィッチ監督)だけのことはあります。間違いなく、優勝候補の筆頭に挙げられるでしょうね。この試合を見て、改めて強くそう思いました。
ガンバ大阪のイメージとしては、強力2トップを中心とした爆発的な攻撃力に目が行きがちです。けれど、実はそれを支えているのは全員の守備意識の高さにあります。相手ボールになった際の“寄せ”の速さ、セカンドボール(ルーズボール)への執着心、的確なポジショニング、ボールを奪われた選手が最後まで責任を持って奪い返しにいく姿勢、などなど…。こういった、一見地味な守備意識が、ガンバ大阪の全選手に徹底されていました。 試合後、僕は、ガンバ大阪のチーム関係者に「守備意識の高さには正直驚いたよ」と言うと、彼はこう返してきました。「そうなんですよ。西野さん(監督)は守備で汗をかかない選手は絶対に使わないんですよ」と。 結局、サンフレは、ガンバの守備の前に、攻撃の起点をつくることが出来ず、サンフレが誇る2トップもまったく機能しませんでした。しかし、その守備網をかいくぐって、何度かビッグチャンスをつくっていたのも事実です。 「大きなサイドチェンジ」を利用して。
今回の惨敗は、選手もサポーターも大きなショックを受けたことでしょう。しかし、この敗戦から何かを学び、今後につなげていかなければなりません。次は、また再び、ガンバ大阪戦(3/21ナビスコ杯)です。 気持ちを切り替えて、ベストメンバーでリベンジして欲しい、と思います。 勝利へのカギは、「大きなサイドチェンジ」。
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