リーグ戦開幕4連勝の首位・名古屋を相手に、サンフレは見事な逆転勝利を飾りました。
ウェズレイ&寿人のアベックゴールで勝利したことで、サンフレの勝利の方程式が復活し、今後、勢いに乗って連勝してくれるのではないか、という期待が膨らんできます。また、若い選手たちの、のびのびとしたプレーに頼もしさを感じたのは、僕だけではないでしょう。決勝ゴールにつながるPKをもらった、あの柏木選手のゴール前でのドリブル突破や、平繁選手の試合の流れを変えるアグレッシブなプレー。彼ら若い選手たちのはハツラツとしたプレーが今、チームにいい刺激を与えているのは、言うまでもありません。これからも、彼らには、恐れることなく自分の持ち味を思う存分、ピッチで表現して欲しい、と思います。
ところで、素晴らしい逆転勝利を飾ったサンフレですが、前半は運動量が少なく、散々な内容でした。後半に入って、やや持ち直したものの、それでも本来のサンフレサッカーには程遠い試合内容だった、と思います。しかし、後半17分、セットプレーから名古屋に勝ち越しの2点目を奪われた後、チーム全体がリスクを負って攻撃に転じ始めてから、本来のサンフレサッカーが蘇ってきたのです。 今回は、逆転することができましたが、こういう悪い立ち上がりで、いつも勝てるとは限りません。今後、安定した戦いをしていくためには、キックオフから、自分たちのサッカーを、つまり、積極的な攻撃サッカーをやっていくことが必要でしょう。
さあ、まずは明後日のナビスコカップ・神戸戦を全力で挑み、勝ち点3を広島に持ち帰りましょう。そして、週末のリーグ第6節・甲府戦をホームで勝つべし!
※ 4月から、吉田安孝コラム「広島サッカー情熱劇場!」のタイトル名を、「紫の蹴球道!」に変更いたします。 今回の名古屋戦の感想を、こちらにもアップしていますので、是非ご覧ください。
|