昨日の新潟戦も、前節・甲府戦同様、圧倒的に試合を制圧しながらドローに終わってしまいました。まずは、この試合のマッチデープログラム「吉田安孝コラム」をご覧ください。
◆ 心に響く美しいサッカー リーグ戦ホーム初勝利を賭けて挑んだ前節の甲府戦、サンフレは素晴らしい内容のサッカーで、完全に試合を制圧していました。しかし、結果は2対2のドロー。ホームでの勝利に飢えていたサポーターにとって、この結果は、何とも言えない悔しさと、後味の悪さが残ったことでしょう。きっと、それは選手も一緒だったはず。けれど、試合後、スタンドのサポーターは、悔しがる選手たちを盛大な拍手と声援で迎えたのです。それは、この日、目の前で見たサンフレサッカーに、未来への希望を感じ取ったからだ、と思います。 積極的な守備からの素早い攻撃、創造力豊かなプレーの数々、躍動感溢れる選手の動き、そして、最後の1分1秒まで諦めない勝利への執着心。ピッチ上で躍動する紫の戦士たちの1つひとつのプレーに、サポーターは歓喜し、酔いしれました。と同時に、勝敗と同様に大切なものを、改めて感じたのではないでしょうか。サッカーを楽しむ、ということを。 サンフレは今日も、心に響く美しいサッカーで、僕たちサポーターを楽しませてくれるでしょう。その先には、“勝利”の2文字が燦然(さんぜん)と輝いています。
2試合続けて勝てませんでしたが、コラムにも書いているように、この試合もサッカーの楽しさは実感できたのではないでしょうか? 確かに、ここ最近は、フィニッシュの部分に問題があり、決定的なチャンスをゴールに結びつけられていません。けれど、まったく問題にすることはない、と僕は思っています。得点できないことを思い悩むより、決定的場面を数多くつくっている事実をプラスに捉えるべきだ、と思うのです。
今のサッカーをやり続ければ、ちょっとしたキッカケで覚醒し、得点量産するはずです。その時、サンフレは、各チームから最も恐れられるチームへと変身するのではないでしょうか。
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