「このチームはクラブの歴史に名を刻むことができる」。
クラブ史上初となるナビスコカップ決勝トーナメント進出を決めた23日の千葉戦終了後、ペトロヴィッチ監督は、記者会見の場でこう言いました。
それにしても素晴らしい試合でした。選手たちは本当によく頑張った、と思います。この勝利により、僕たちは今後、タイトルを意識した戦いができるのです。こんな喜びは他にありません。これは、選ばれし者だけに与えられた特権です。そして、これを生かすも殺すも、これからの戦い方次第。1戦1戦を大切に戦い、チームにとっても、選手個々にとっても、そして僕たちサポーターにとっても、飛躍的な成長を遂げるチャンスにしなければなりません。 「クラブの歴史に名を刻む」ために…。
ナビスコカップ第6節vs千葉 マッチデープログラム「吉田安孝コラム」 ◆ タイトルを意識しよう! ナビスコカップ予選1位突破を賭け、サンフレは今日、前年度チャンピオンの千葉と戦います。94年のサントリーシリーズ優勝以来、タイトルから遠ざかっているチームが、長いトンネルを抜け出し、栄光への扉を開けられるかどうかの1戦です。勿論これは、タイトル獲得に向けての大事な戦いであることは言うまでもありません。そしてまた、それとは別の意味においても、絶対に勝ちたい試合なのです。 何事においても、人は皆、より緊迫した状況で、自分自身の能力を最大限に発揮できれば、飛躍的な成長を遂げるもの。サンフレは今まさに、そのチャンスをつかもうとしているのです。決勝トーナメントは、タイトルをより強く意識する中、プレッシャーが重くのしかかる戦いになります。1つひとつのプレーがタイトルの行方を左右する、緊迫した試合です。その経験は、選手1人ひとりの貴重な財産となり、そして、その後、サンフレは強いチームへと成長するはず。ならば、厳しい戦いを勝ち抜いてきた者だけに与えられるこの特権を、皆の力を結集してつかみ取りましょう。栄光への扉をこじ開けるのです!
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