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第30回広島市スポーツ少年団大会総合開会式に来賓として出席させていただきました。
この大会の目的は、子供たちの健全な心と体を培い、各競技のスポーツ活動を通して、日頃の成果を発揮するとともに、スポーツの楽しさ、素晴らしさを理解し、相互の交流を図りながら仲間を増やすことにあります。開会式には、サッカー、陸上競技、バレーボール、ソフトテニス、軟式野球、柔道、剣道など、全14競技に所属する小・中学生の子供たちが、それぞれのチームユニフォーム姿で参加していました。
開会式が進む中、各競技種目スポーツ少年団からのメッセージ（陸上競技、サッカー、テニス、ホッケー）があったのですが、子供たちは実に素晴らしいメッセージを堂々と語っていました。その中で、僕は1人のサッカー少年が語ったこんな一言が印象に残っています。
「サッカーの世界では、“子供を大人にし、大人を紳士にする”という言葉があります。僕はサッカーを通して、立派な大人になりたいです」。
どうです？素晴らしいでしょ！ これ、小学5〜6年生の言葉ですよ！
巷では、近頃の子供はだらしない！とか、軟弱だ！とか、よく耳にしますが、決してそんなことはありません。こんなに素晴らしい子供たちが一杯いるんですもん！
子供たちには、スポーツを通して、逞しく生きていく力を身につけて欲しい、と僕は思います。そのためには、各競技に対して自分なりの目標を持ち、日々、一生懸命に打ち込むことが大切です。そして、競技を離れた時間も、それと同等に大切です。1日24時間の中で、競技に取り組むのは2時間くらいのものです。残りの22時間の過ごし方が重要だ、と。
食事、睡眠、学業、友達付き合いなど…。小学生らしく、中学生らしく、高校生らしくあって欲しい、と思います。そして、何事においても、明るく前向きな気持ちで、ひたむきに頑張れる子供になって欲しいです。そういう子は、周りの誰からも応援され、自然と力を貸してくれるもの。まさに、スポーツを通しての人間形成ですね。
今回、多くの子供たちと接して、僕はあらためて思いました。やっぱ、スポーツはいい、と。
そして、スポーツの楽しさ、素晴らしさを、子供たちに少しでも伝えられるよう、僕なりに頑張っていこう、と。
がんばれ！ 広島市スポーツ少年団！
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