7月29日の参院選投開票日まで、あと僅かとなりました。
年金記録問題や、閣僚の事務所経費問題などが次々に噴出し、与党・自民党は、これまでにない逆風にさらされているようです。巷では既に、自民惨敗という感じのトーンですが、一体どういう結果になるのでしょうか? とにかく、政治家の皆さんには、各党それぞれの政策をわかりやすく国民に伝えて欲しい、と思います。国が良くなるのも悪くなるのも、全ては政治に懸かっているのですから…。 そして、僕たち国民が、その政治に参加できる唯一の手段が“投票”です。
今回の参院選は、投票率が何%になるのでしょうか? つい先日、新聞を読んでいたら、面白いコラムが載っていました。 “チョイ不良(わる)おやじ”で有名なジローラモさんによると、イタリアでは、投票率が80%台をキープしているそうです。
日本における選挙の投票は、“国民の権利”と位置づけられていますが、イタリアでは“義務”なのだそうです。基本的には投票を棄権してはならず、棄権の場合は、その正当な理由を役所に届け出なければなりません。それを怠った場合は、不投票者として氏名が公に告知され、役所発行の個人プロファイルに5年間“不投票”と記載されます。こうなると、公務員採用試験などの際に扱いが不利になるケースもあるそうです。 また、投票目的で故郷に戻る場合、交通費が大幅に免除されるそうです。ですから、選挙は、故郷の家族に会うための絶好の機会になるってことです。 さすがっ!遊び心満載で陽気な国イタリア! お国柄が出ていて何だか面白いですね。
このイタリアのシステムが日本にそのまま適するかどうかは、僕にはよく分かりませんが、とにかく、個人個人がもっと政治に関心を持ち、必ず投票に参加するような風土をつくることが、今の日本には必要ではないか、と思います。
7月29日の参院選投票は、国民の“権利”ではなく“義務”と思って、清き1票を投じましょう!
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