米大統領選の民主党候補指名争いが、ようやく決着したようです。 バラク・オバマ氏が、ヒラリー・クリントン氏に競り勝ち、初の黒人大統領候補として、共和党のジョン・マケイン氏と対決することになりました。
それにしても、「オバマvsクリントン」は、凄い戦いでしたね。両氏の誹謗中傷合戦は、見ていてあまり気持ちいいものではありませんでしたが、米国史上初の黒人大統領か、もしくは、初の女性大統領か、という話題で大いに盛り上がったようです。しかし、今回の大統領選における日本のメディア報道を見るにつけて、僕はどうしても釈然としませんでした。それは、この戦いの勝者が、米国大統領に最もふさわしい人物であるかのような報道がなされていたように感じたからです。日本の側に立ってみて、本当にそうでしょうか?
僕は日本人なので、日本にとって利益になる人を応援したいです。そう考えたとき、オバマ氏もクリントン氏も、日本にとって望ましい大統領なのか疑問に思います。両氏の唱えるアジア外交は中国重視であり、日米同盟の重要性を全くと言っていいほど感じません。 それに対し、共和党候補のマケイン氏は、常日頃から日米同盟を重視していますし、日本の国連常任理事会入りを支持してくれている、ということが報道されていました。だから、僕はマケイン氏を応援したいです。
もしかしたら、日本のメディアは今後、オバマ氏が大統領になるだろう(なって欲しい)、と報道するかもしれません。けれど、僕は絶対にマケインが米国の大統領になると信じていますし、そうなって欲しいと強く願っています。
正直、女性や黒人の大統領をすんなり受け入れるだけ、アメリカは成熟しているとは思わないんですがねぇ…。
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