筋肉フェチの僕は、引き締まった身体をしている人を見ると、それだけで、その人を尊敬してしまうクセが昔からあります。特に、年配の方であれば、より一層強くそう思うのです。引き締まった身体は、日々の節制した生活習慣と、トレーニングの賜物です。そんな人たちを見ると、「あ〜この人は自分に対して、常に厳しくしているんだなぁ」と想像し、尊敬の目で見てしまうのです。
そんな筋肉フェチの僕の目に飛び込んできたのがこの本です。 「富裕層と呼ばれる人たちを多く指導してきた」トレーナーである著者は、「仕事ができる人は、トレーニングをやっても優秀である」と言い切ります。 トレーニングの基本は、「目的の明確化→現状の把握→目標の明確化→計画づくり→実行」であり、ビジネスと一緒なのだそうです。
筋肉はお金では買えません。トレーニングの成果はすぐには出ません。 「トレーニングは、短絡的なことばかりがもてはやされている時代において、数少ない、短絡的ではないもの」という言葉に、とても共感しました。
トレーニングを通して、常に自分に厳しい人は、「すぐに成果が上がる」とか「すぐに儲かる」といったうさんくさい言葉に迷わされたり、お金ですべてが解決できるような考え方に陥らないのでしょうね。
僕も、日課のトレーニング(毎朝のジョギング、腹筋、腕立て)を通して、仕事ができる人になれるよう、努力していこうと思います。
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