またしても、いじめによる自殺が起こりました。
さいたま市立中学3年の女子生徒が、同級生から「ネットいじめ」を受け、自殺したのです。子どもを持つ親としては、決して他人事では済まされません。こういった問題は、どうにかならないものでしょうか?
1週間前、ある1冊の本を読んだのですが、そこに“言葉の力”について書かれてあり、この事件とリンクするような気がしましたので、ちょっとだけ紹介したいと思います。
【以下、本文要約】 『言葉の力を侮ってはならない。人は言葉なしには生きてゆけないのだから、言葉とは、すなわち命なのである。言葉は命なのである。なのに現代人はすっかり思い上がっているから、人間が言葉を使い込んでいると思い込んでいる。しかし逆である。なるほどメールは人間の道具だが、言葉は断じて人間の道具ではないのである。 顔が見えないと言える言葉は感情の言葉だが、顔が見えないと言えない言葉というのは、理性の言葉である。物書きとして私は、顔が見えなくても、いや顔が見えないからこそ、理性の言葉のみを書くように努めているが、これは慣れると、清々しいものですよ。言葉を大事にするということは、自分を大事にするということに他ならないのですから』。
子供たちに対し、言葉を大事にすることの重要性を教えてやることこそが今、最も必要なのではないかと僕は思います。
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