全国高校サッカー選手権大会で全国優勝を飾った広島皆実高校。広島県勢としては実に41年ぶりの快挙でした。
その皆実サッカー部を日本一に導いた藤井潔監督を祝う会が5日、広島の某日本料理屋にて開催されました。 宴に集いしメンバーは、写真を見てのとおり、「HF」をこよなく愛する国泰寺高校サッカー部OBたちでございます。
藤井監督は、平成4年の国泰寺高校卒業生であり、僕の後輩にあたります。ですが、醸し出すオーラは間違いなく藤井くんのほうが先輩っぽいです(苦笑)。
そんな藤井くんも、高校時代の3年間は、伝統ある「HF」のユニホームを着て、サッカーに明け暮れていたのです。ですから、今回の皆実高校の活躍に、僕たち国泰寺高校サッカー部OBは、他校でありながらも熱の入った応援をし続けました。それが、あれよあれよと勝ち進んで、優勝ですから…。自分の母校が優勝したかのような錯覚になったのは、僕だけではなかったでしょう。
「祝う会」には、OB27名が集まり、美味しい料理と美味しいお酒を楽しみながらサッカー談議に花が咲きました。そんな中、藤井くんは多くの先輩方の前で、こんな感じのことを語っていました。
「皆実高校は日本一になることができましたが、唯一、国泰寺高校にかなわないものがあります。それは伝統です。僕は、国泰寺サッカー部の「HF」のユニホームが世界一カッコイイと今でも思っています。皆実サッカー部は、まだまだ伝統は浅いですが、これまで多くの指導者の先輩方が築いてこられたものを土台にしながら、これから1つひとつ歴史を刻んで成長していこうと思います。その1部分の手助けを僕がさせていただく、そんな気持ちです」。
藤井よ、お前は何て素敵なんだぁ! イイ!絶対にイイ!
2時間の宴は、あっという間に終了。 最後に、参加者全員の名前を記した「HFボール」を恩師である山成先生(現・如水館高校監督)から藤井くんに手渡されました。そして、会の締めくくりは、もちろん、国泰寺高校応援歌『鯉城の夕べ』をみんなで大合唱。
「HF」を身にまとって歌う『鯉城の夕べ』、最高じゃったわ!
その夜、僕はこう誓いました。 「『HF』が国立のピッチに立つその日まで、わしゃ〜絶対に死なんけぇ〜の〜!」
藤井くん、優勝おめでとう!
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