19〜21日の3日間、サンフレッチェの宮崎キャンプに行ってきました。数名のケガ人がいたことが少し気になりましたが、総体的にみて、順調な仕上がり具合で調整が進んでいるのではないでしょうか。開幕まで、あと2週間ありますので、その間に、気になる故障者も徐々に復帰してくると思います。3月7日の開幕は、ベストな状況で挑んでほしいものです。
さて、今キャンプを取材してみて、いくつかのことを感じましたが、その中で1番強く感じたのが、森崎和幸選手の充実ぶりでした。ピッチ上で“オーラ”を放っていた、と言えば大げさになるかもしれませんが、それくらいの存在感があったことに間違いはありません。
昨シーズンは、本職のボランチをはじめ、リベロやストッパーなど、チーム状況によって様々なポジションで起用されたカズ。しかし今シーズンは、ボランチ1本での出場を願ってやみません。なぜなら、カズがボランチにいる限り、チームはそんなに大きく崩れることはないだろう、と思うからです。
けれど、昨シーズン同様、今シーズンも、ストヤノフ不在時に誰がリベロを務めるのかが、チーム全体の問題となります。ストヤノフが代表でチームを離脱することが予想される今シーズン、1年間を通してカズをボランチで出場させるためには、誰かがリベロをやらなければならないのです。
そこで注目されるのが、千葉から移籍してきた中島浩司選手。彼が、監督の信頼を完全に手にしたとき、チームはどんな状況下においても戦える体制が整ったと言えるのではないでしょうか。新加入の中島が今シーズン、“陰のキーマン”になるかもしれません。
また、中島の他、橋内や横竹、清水など、レギュラーと言われる選手以外の活躍も大いに注目してみてください。彼らの成長が、より強固なチームへと導いてくれるでしょう。
さあ! 3月7日のJリーグ開幕まで、あとわずか!
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