中高校生の生活意識調査が、(財)日本青少年研究所から発表されました。それによると、日本の中高校生の1日の勉強時間は、中国の中高校生のほぼ半分しかないことが分かったそうです。それでも、日本の高校生の約8割は「学校の勉強がきつい」と感じている結果が出ました。また、同じく約8割が、「よく疲れている」と感じていることも判明しました。
頑固オヤジの僕的には、「勉強もろくにせんと疲れとるとは、どういうことじゃー!ボケッ!」と怒鳴りたい気分ですが、それはまたの機会に愚痴を書かせてもらうとして…。
それよりも、今回の結果で僕が何よりも気になったのが、「自分はダメな人間と思う」という割合です。写真のグラフを見てください。「自分はダメな人間」と考えている中学生は5割以上、高校生にいたっては6割以上に及び、他国を大きく引き離しているのです。
これって、勉強をする・しない、というレベルの問題ではないと思います。大・大・大問題です! もちろん、この結果には「謙譲の美徳」という日本人ならではの価値観が多少は作用している部分もあろうかと思います。でも、それを差し引いたとしても、この数字は異常です。正直、ショックを受けました。
では、なぜ、子どもたちは「自分はダメな人間と思う」のでしょうか?
ここで思い出されるのが、昨年、政府見解と異なる論文を公表したとして空幕長を更迭された、田母神俊雄前空幕長の言葉です。 「日本はいい国だと言ったら更迭された。悪い国だったと言い続ければ褒められるのか。日本人よ、誇りを取り戻そうではないか」。
田母神氏の思いに、僕は共鳴します。
「日本は悪い国だった」という自虐史観に染まった戦後教育が今、こうして子どもたちの心の中に知らず知らずのうちに入り込んでいるような気がしてなりません。どんな国にだって、ましてや、どんな人にだって暗い歴史はあるはずです。けれど、それをことさらに取り上げすぎると「いい国」「いい人」は育つはずがありません。
だから、僕は我が子に対して、「日本はいい国だ」と教えていますし、将来、自らを「自分はダメな人間」などと絶対に思わないよう、「自分が大好き」と思うように、精一杯、教育していこうと思っています。
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