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2009年7月14日 衆院選 8月30日


まだか、まだか、と言われ続けていた衆院の解散・総選挙の日程が、ようやく決まったようです。

麻生太郎首相は、衆院を21日にも解散し、衆院選を8月18日公示、30日投開票の日程で行なうことを決断しました。

おそらく、次期衆院選も、先日の東京都議選と同じような自民惨敗・民主圧勝という結果が予想されます。

んまっ、結果的にどちらの政党が政権を握ったとしても、そんなに期待できないというのが、国民大多数の本音ではないでしょうか。

ここ数年の日本の政治を傍から見ていて、僕なりに思っていることがあります。それは、自民党にしろ、民主党にしろ、あまりにも「民意」を意識しすぎるあまり、どの政治家も薄っぺらく見えてしまうのです。

民意なんて、しょせんは自分たちの都合のいい意見の集まりでしかないと思います。政治家は、大きく民意からそれることは不適切かもしれませんが、いちいち顔色をうかがって、民意によって動く必要などないと僕は思っています。

政治とは、それぞれの政党の政治理念を打ち出して、それこそ「民意」を動かしていくことではないでしょうか。

次期衆院選で自民党の敗北は避けがたいのであれば、今こそ自民党は、当たり障りのいいことばかりを語るのではなく、自民党が描く国家像とはどんなものなのかを国民に対して熱く語りかけてほしいと思います。

それは、きっと票にはつながらないでしょう。でも、正々堂々とした闘いをして敗れることによって、自民党が大きく変わるのではないかと思えてなりません。