先日の清水戦の感想は、「紫の蹴球道!」を見ていただくとして、この場では、5ヶ月ぶりに復帰を果たした「ドクトル・カズ」森崎和幸選手について少しだけ書かせていただきます。
プレーに関しては、もう言うことありません。5ヶ月ぶりの実戦とは思えない安定したプレーは、まさに「ドクトル」。その存在感は、別格です。本人曰く、コンディションはまだ70パーセントとのことですが、100パーセントの状態になるのは時間の問題。次節の大一番、G大阪戦では、更にキレキレの「ドクトル」がチームの舵を取り、勝利に導いてくれることでしょう。
ところで、清水戦の試合後、カズにマイクを向けてインタビューした際、彼は目を潤ませながらこんなことを語ってくれました。
「監督、チームメイト、クラブ関係者、サポーター、そして家族、その他多くの人たちの支えがあって、こうして復帰することができました。これからは、その人たちのためにプレーし、どんな形でもいいからチームの勝利に貢献したい」。
プロサッカー選手の輝ける場所とは、多くの観客が見つめるスタジアムの緑のピッチです。その場所に、ようやく戻ってきたカズ。
苦しみに苦しんだ分、きっと彼は今後、様々な思いを胸にプレーするのでしょうが、とにかくこれからは、多くのことをあまり考えずに、サッカーができる喜びを噛みしめながら、大好きなサッカーを思う存分、楽しんでほしいと思います。
それが、自然とチームのためになり、これまで支えてくれた人たちのためになるのですから…。
カズ、お帰りなさい!
|