広島アスリートマガジンという雑誌の中に、僕が担当する「紫風堂々(しふうどうどう)」という連載インタビュー記事があります。
その「紫風堂々」ですが、6月25日発売の7月号は特別編として、森山佳郎ユース監督との対談記事が掲載されます。
先日、その対談をするために三矢寮にお邪魔してきました。
4年前のワールドカップ中断期間中にも、同じシチュエーションで森山ユース監督と対談しましたが、そのときはたしか、サンフレッチェの前半戦を振り返りながら対談したような気がします。
そして、今回の対談内容はというと…。
ズバリ! 「ミシャに見るサンフレッチェの育成法」です。
ペトロヴィッチ監督がサンフレッチェ広島にもたらした功績を掘り下げながら、ミシャの魅力について語り合いました。
そんな中、森山監督はユース年代の監督の立場として、自らが理想とする指導者像をこう表現していました。
「究極的には指導者が放っておいても自分の力で育っていける子を育てるのが理想だ」と。
そして、続けてこうも言っていました。
「ゴキブリのようにしぶとい子を育てたい」と。
相変わらずの表現ですけど、ゴキブリに例えるあたり、ゴリらしくってとっても分かりやすいですね(笑)。
まぁ〜しかし、世界一ゴキブリっぽい人間が、ゴキブリのような子を育てたい、と真顔で語っている光景には、ちょっと笑えましたわ。
対談の終わりに、アスリートの記者さんから「森山監督を一言で表現してくれませんか?」と要望があったので、僕はこう言ってやりました。
「気合と根性の熱血監督かな?」
「いや、やっぱり、気合と根性のゴキブリじゃ!」
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