沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で、中国側が毎度お馴染みの理不尽な言いがかりをつけて、ギャーギャー騒ぎ立てております。
しかし、日本側にはこれっぽっちも非はないのですから、粛々と法に則って手続きをしてほしいものです。
今回の件を受け、東京都の石原知事は、当初予定されていた10月の訪中を取りやめる意向を示しました。
石原知事は、「あんな不愉快な国には頼まれても行かない。中国がやっていることは理不尽な、ヤクザがやっていることと同じ」、などとまくし立てていました。
その通り! おっしゃる通り!
しかし、こうなってくると今後、中国での日本企業に対するデモや不買運動などの可能性も否定できず、中国頼みの景気回復を模索してきた日本企業は大打撃を受けかねません。
そこで思い出すのが、2005年の奥田経団連会長と中国の胡国家主席の会談です。
当時、胡主席は「小泉首相の靖国参拝が日中間の経済関係のネックになっている」と述べて、首相の靖国参拝中止を求めました。そして、奥田会長は帰国後、直ちに小泉首相と面会し、胡主席のメッセージを伝え、靖国参拝中止を訴えたのです。
奥田会長の行為は、経済(お金)のために、国を売ったことになるのではないでしょうか。トンデモナイことです!
今回も、経済界から、同様のアクションが起きかねません。とても不安です。
そういえば、今回の一件が原因で、日本の大学生ら約1千人の上海訪問まで中止になったそうですが、某新聞のコラムに、彼らに対して気の毒だとした上で、こんなことが書かれていました。
「容易に理解し合えそうもない精神構造の違いを覆い隠して交流してみても、あまり意味があるとは思えない。事件を通じ違いを知ったとすれば、そのほうが真の友好につながる。断られたことを感謝してもいいぐらいだ」。
その通り! おっしゃる通り!
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