以前、フジテレビ「新報道2001」のキャスターを務められていた黒岩祐治さんの著書『メッセージ力を高める黒岩の法則』を読んでみました。
黒岩さんといえば、テレビ討論番組などで、歴代総理大臣をはじめ大物政治家を相手に激論する姿が印象的です。
この本は、日本人に欠けていると言われている“メッセージ力”を高める方法について、黒岩流に50の法則として書かれています。
第1の法則は、「要するに、何が言いたいのか?」ということ。「要するに」がメッセージ力を探す最大のカギだと著者は言っています。
そして、第2の法則は、まず結論を見つけること、それがジャーナリズム的手法であり、メッセージ力を高める方法のようです。
以下、シンプルに! つまらない言葉は捨てろ! 刺さる言葉を! 最初の15秒が大事! などなど、当たり前と言われればそうですが、実にわかりやすい内容でした。
本を読み終えて、メッセージ力を高めるスキルを少しは学ぶことができたような気がしましたが、僕が一番心打たれたのは、以下の文面です。
「メッセージ力とは、“思い”である」 それが私の結論です。思いなきところにメッセージ力はありません。どうしても、なんとしてでも、人に伝えたいと思う熱い熱いメッセージそのものが自分の中になければ話になりません。
僕が今、出演している『進め!スポーツ元気丸』でのサンフレッチェコーナーで、僕がメッセージを発することのできる時間は、1分〜1分30秒。このわずかな時間内で、サンフレッチェに対する熱い熱い思いを視聴者のみなさんに伝えていきたいと思います。
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