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サムライ吉田安孝がサンフレッチェ広島を斬る!

2010年12月10日 櫻井よしこ先生


僕の大好きなジャーナリスト・櫻井よしこ先生の講演会を昨日、福山で拝聴してきました。

「日本のあるべき姿(若人に託す日本の未来!)」というテーマの講演は、90分間という時間が、あっという間に過ぎてしまうくらい、とても魅力的なお話でした。

この日の話の中心は、やはり、尖閣問題。中国が、どのような戦略をもって「確信的利益」を狙っているのかをわかりやすく話をされていました。

その中で、特に印象に残った話を紹介しようと思います。

中国は、21・22世紀の世界の大国になるために、2040年に向けて4段階に分けて、『3戦』を地道にやり続けています。

『3戦』とは、世論戦・法律戦・心理戦からなる3つの戦略・戦いを意味します。

まずは世論戦。
一党独裁国家の中国では、新華社通信という媒体を利用して、中国国民に都合のいいウソの情報を伝え続けて、世論をつくりあげています。「尖閣諸島は中国のものだ。そこに入ってきた日本は、けしからんッ!」などと。

次に法律戦。
1992年2月、中国は「領海法」なる中国国内法をつくり、尖閣諸島は中国のものだと言いました。今後も、中国にとって都合のいい法律を勝手につくっては、領土・領海を広げていくでしょう。

最後に心理戦。
心理戦の背景にあるのは軍事力です。軍事力の強化なくして心理戦は戦えません。23年間、常に増え続けている中国の軍事費ですが、実際の数字は、公表する数字の2〜3倍だと言われています。現在15兆円の軍事費(公表されている数字)の中国に対し、日本は4兆3千億円。これでは、バランスがとれるわけがありません。

そして、この3戦を駆使しながら、1982年に第1戦略を打ち出して以降、2040年までに4段階に分けて、大々的な戦略を推し進める計画を立てているのです。

まずは、第一戦略とは、2010年までに、第一列島線(写真左の線)を支配すること。今がまさにそのときなのです。ですから、先日の中国漁船領海侵犯衝突事件は、計画的な犯行だったわけです。それなのに、選挙対策で頭が一杯だった管首相や仙谷官房長官は、中国船船長を釈放しました。彼らには、国家観というものが皆無です。仙谷官房長官のホームページには、国家・国民という言葉がありません。あるのは地球市民です。笑ってしまいますわ…。

次に、第二戦略とは、2020年までに、第二列島線(写真右の線)を支配することであり、さらに、第三戦略とは、2030年までに、航空母艦を6隻つくりあげることです。そして最後に、第四戦略とは、2040年までに、西太平洋・インド洋から、アメリカ海軍を排除することとなっています。

日本国憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とありますが、本当にそうなのでしょうか?

日本の周りには、領土領海拡張を企む中国や、拉致国家の北朝鮮、日本の領土である北方4島を占領し続けているロシアなど、平和を愛する諸国民とはとうてい思えないヤクザ国家ばかりなのです。

こういったことをしっかりと理解し、世界がどう動いているのかを頭に入れて、何をどうすればいいのかを1人ひとりがもっと真剣に考えなくてはならないと思います。そうしなければ、日本が他国に飲み込まれます。

この日、多くの高校生が課外授業の一環として、会場に来ていましたが、難しい話でしたので、もしかするとチンプンカンプンだったかもしれません。でも、きっと何かを感じ取ってくれたに違いありません。

「日本のあるべき姿(若人に託す日本の未来!)」は、きっと若人に届いたはずです。

少なくとも、44歳のオッサンの心には響きまくりました。そして、あらためて、僕は確信しました。

櫻井よしこ先生、サイコ〜!
櫻井よしこ先生、是非、日本国総理大臣になってください!