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管直人首相は２日、民主党代議士会で、東日本大震災の復旧・復興と原発事故の対応に「一定のめど」がついた段階で退陣する意向を表明しました。これを受け、内閣不信任案は否決されましたが、退陣時期がはっきりせず、火種はくすぶったままの状態となっています。
国難の今、一刻の猶予も許されない現状で、「一定のめど」がつくまでという理由で管首相が続投することに関し、一人の国民として憤りを感じます。
そもそも、管首相には震災復興を任せられないから不信任案賛成の立場を表明していた一部の民主党議員たちが、「一定のめど」がつくまで退陣時期を待つというのも意味不明です。
不信任案の意味は、この国の政治を今の内閣に信頼して任せられるかどうかを問うものであるのなら、政治生命をかけて賛成票を投じるべきだったと思います。ましてや、不信任案採決に欠席・棄権した人には、議員としての資格はないと僕は思います。
ジャーナリスト・櫻井よしこ氏は、内閣不信任案が否決されたことに関し、「管直人首相は一段落したら辞めると言っているが、このまま任期を全うする可能性もある」と指摘されています。そして、「復興はまったく進んでいない」と批判した上で、「現在の状況は政治的災害。政権を代えなければいけない」と訴えておられます（写真下）。
僕もそう思います。
被災地のことを考えると、解散総選挙などしている場合ではない、という意見も多くあると思いますが、それでも、「一定のめど」がついた段階ではなく、一刻も早く総選挙を行なって、民主党政権の是非を国民の判断に委ねるべきだと思います。
関東大震災も大東亜戦争の敗戦も乗り越えて復興を成し遂げたのは、指導者への信頼があったからではないでしょうか。
今の指導者では、日本は復活できません。
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