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2011年9月06日 支持率と法相と死刑について…



産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が3、4両日に実施した合同世論調査で、野田佳彦新内閣の支持率は59.9%、不支持率は17.4パーセントだったそうです。

しかしながら、バカの一つ覚えのごとく、新内閣になるごとに毎度毎度、どうしてこんなに支持率が急上昇するのか、今もって不思議でなりません(写真上)。

「世論なんてお盆の上の豆のようなものよ」(作家・曽野綾子)とは、よく言ったものです。

それにしても、野田新内閣の閣僚人事は、あまりにも酷いです。よくもまぁ、こんな内閣で支持率が上がるなぁ…と、ついつい愚痴ってしまいます。

日教組出身の輿石東幹事長を筆頭に、問題だらけの各閣僚に、大きな不安を抱かずにはいられません。

その中の一人が、平岡秀夫法相です(写真下)。

平岡法相は就任会見で、死刑執行について「国際社会の廃止の流れや、必要だという国民感情を検討して考えていく。考えている間は当然判断できないと思う」と語り、当面は死刑執行しないという考えを表明しました。

刑事訴訟法は死刑確定から6ヵ月以内に刑を執行することを定めており、「死刑の執行は法務大臣の命令による」と明記されています。

以前、「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」という番組内で、“少年法を廃止します”という公約についての討論において、当時の平岡議員は、リンチ殺害被害者の母親に対し、「殺人を犯した子供たちにも事情がある!」 と暴言をはいたことがあります。

加害者を擁護する平岡議員に対し、タレントの高田万由子さんや山本モナさんが、「私は自分の子どもが殺されたら一生恨みます」とブチ切れて反論していたのを今でも鮮明に憶えています。

この番組を観たほとんどの人は、平岡議員の考えに違和感をおぼえ、高田さんとモナさんに賛同したのではないでしょうか。もちろん、僕もその一人です。

法相が死刑を執行しないのは、違法だと思います。法律に従って行動できない人は、法相になるべきではないし、入閣を打診された時点において、自らの信条を理由に断るべきです。

刑は粛々と執行されるべきなのです。