昨夜、娘の勉強机を見ると、なにやら似顔絵めいた落書きの紙切れを発見!
よく見ると、どうやらそれは、娘が今、塾で習っている“慣用句”を覚えさせるために、嫁ハンが書いたものでした。
「ん〜、なかなか、よく出来ておるッ!」と感心していると、娘が僕の隣にツカツカとやって来て、こう言いました。
「お父さん、一つずつ、慣用句の意味を言ってみてや!」
ここは、父親の威厳を見せてやろうと思い、似顔絵(写真上)に書かれた慣用句を上から順番に説明してやりました。
【肩の荷がおりる】…責任や負担から解放されて楽になること。 【胸を借りる】…実力の下のものが、上のものに挑戦すること。 【手を打つ】…うまくいくように準備すること。 【腹を割る】…何事も隠さず、すべてをさらけ出すこと。
とまあ、こんな感じで、すらすらと娘に、カッコイイところを見せつけていたのですが、最後の部分【踵を返す】で、すべてが台無しになってしまったのです。
「……? 踵(かかと)を返す?」と僕が言った瞬間、娘がツッコミを入れてきたのです。
「お父さん、それ(踵)は、“かかと”じゃなく、“きびす”って読むんよ! ダメじゃねぇ〜!」
恥ずかしいやら、カッチョ悪いやら、情けないやら…。
嫁ハンと娘に、バカにされたのは言うまでもありません(涙)。
ちなみに、【踵(きびす)を返す】とは、かかとの向きを反転させるさま。すなわち、反対方向に向きを変えて、それまでの進行方向から遠ざかる方向に歩くことを意味します。
娘からバカにされないために、今一度、初心に返って、勉強し直そうと思います。
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