昨日の8月6日、「8.6広島平和ミーティング」に参加し、田母神俊雄氏、日下公人氏の講演を拝聴してまいりました。
「ヒロシマの平和は本当か」と題した両氏の講演は、とてもわかりやすく、心に響くものがありました。
僕たちの子孫たちがこの先、本当に安全で平和な暮らしを送り続けるためには、はたしてこれまでの反核運動だけでいいのでしょうか?
ただ「世界に平和を!」「戦争のない社会を!」と叫び続けるだけで、事態は本当に好転するのでしょうか?
今回の主催協力団体「平和と安全を求める被爆者たちの会」は、平和記念式典が行なわれる前の午前5時、慰霊碑に向って独自の『私たちの平和宣言』を述べたそうです。
そのほんの一部分を紹介させていただきます。
学校で「平和教育」を受けてから幾星霜(いくせいそう)、わたしたちは国際情勢の現実を認識するほどに、それが幻想だったことに気づきました。そしてあなた方が備えていた志が、いかに貴重であったかを知りました。…(省略)… 国家は統合されるどころか分裂し、数は逆に増えているのです。この状況の何処に「世界市民」などが存在するのでしょうか。広島平和公園の碑文に刻まれた「あやまち」が「世界市民」のあやまちだ、との主張は詭弁でした。犠牲になったあなた方の誰一人としてあやまちなど犯しておられません。 当時の国際法を見れば、誰が戦争犯罪者かは明らかです。誰が原爆投下を命令したのか、その名も私たちは知っています。・・・(省略)… 私たちは、虚構の「平和教育」から覚め、幻想の核廃絶運動に身を委ねることなく、世界の大勢と祖国の現状を見据えて進みます。そして改めて宣言します。「あやまちは繰り返させませんから」と。
以上、いかがですか? 安全保障の抜け落ちた「空想平和論」はもう止めにしませんか?
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